Q&AQ&A

Q&Aアスベストについてのご質問

アスベストとはどのような素材で、どんな種類がありますか?
アスベストとは石綿とも呼ばれており、天然に産出する繊維状ケイ酸塩鉱物の総称です。
建材製品や工業製品に使用されていましたが、アスベストが原因で起こる病気や健康被害の危険性がわかり平成18年9月1日より、全面的に使用禁止となりました。

アスベストの種類

蛇紋石系石綿 クリソタイル(白石綿)
角せん石系石綿 クロシドライト(青石綿)
アモサイト(茶石綿)
アンソフィライト
トレモライト
アクチノライト
アスベストとロックウール、グラスウールの違いとは?
アスベストは天然に産出した結晶の繊維になります。ロックウール・グラスウールは、人の手により高熱処理を行い製造した人造繊維になります。ロックウールとグラスウールの違いですが、ロックウールは岩石が原料になり、グラスウールはガラスが原料となります。
アスベスト含有吹付け材とアスベスト含有成形板の違いと、その材料の種類とは?
アスベストを0.1%を超えて含む材料で、吹付け工法で施工された材料をアスベスト含有吹付け材と呼びます。吹き付けによって母材とよばれるメインの素材に密着させるため空気を含んだ低密度の素材となります。低密度の為、震動や経年劣化により崩れてしまうことがあります。
また、同じ素材を練り合わせ、調合しコテを使用し施工する左官工法にて施工した場合、同じ素材でも吹付け工法とはなりません。吹付け工法後、表面を左官工法にて押さえつけた場合もあり、見た目での判断が難しい状態の建物もあります。そのため、アスベスト調査を必要とします。
アスベスト含有成形板は、工場にて他の素材と混ぜ合わせ規定の形に工場で仕上げをし、建材として利用していました。吹付け材よりも密度が高く、硬い材料が多いため経年劣化は比較的しにくいですが、固定している部分が外れた場合、落下・粉砕が起きやすく粉じんも多く発生します。
アスベスト含有成形板の製造は現在も行っているのでしょうか?
現在日本において、政令によりアスベストを含む建材の製造等は全面的に禁止されています。
また、同政令によりアスベストの輸入・使用等も全面的に禁止されています。
建築物を改修・解体する際に、アスベスト含有物について気を付ける事はありますか?
アスベストは長い間、不燃性、耐久性に優れている建材として多くの建築物に使用され、その性質により火災などでは多くの命・財産を守ってきました。アスベスト含有物は多くのものがあり、国土交通省と経済産業省が共同で「石綿(アスベスト)含有建材データベース」を公表しております。
(参考:石綿(アスベスト)含有建材データベース
建物の改修工事や解体工事の際にはアスベストの事前調査・分析を行い、その事前調査結果を労働基準監督署に報告をすることが令和4年4月1日より義務化されました。
工事業者や近隣住民の方、またお住まいの方が施工中安全に過ごせるよう、アスベストの事前調査をお願いいたします。

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